目標に近づけた日…2025.01.23
当店は開業して23年目…当時は人口2万数千人の小さな田舎町。
両親が長年営んでいた手打ちうどんがメインの大衆食堂を全面改装してスタートしました。
保原町で生まれ育った私は、地元の多くの方々に応援してもらえるだろう…安易にそう考えていた。
でも甘かった…肌感ではあるけど、逆に全くもって冷ややか。
まるで他所者扱いされる事もしばしば…
「こんな田舎町でイタリア料理⁇
たらこスパゲティもドリアもグラタンもねーで流行りっこあんめ」
たくさんの方にそんな事も言われた。
でも梅田シェフは地道に生産者さんを訪ね、会話を重ねながら野菜や果物を直接購入できる農家さんを少しずつ増やし、直売所にも通いながらメニュー作りと料理提供を続けた。
その姿勢で郷土料理・郷土愛、カンパニリズモを私に植え付けてくれました。
シェフのバトンを譲り受けてからも自分なりのフィルターに通しながら、その礎とコンセプトに肉付を続けています。
もちろん支えてくれるスタッフがいるからこそ…
開業当時の目標‼️
・地元の美味しい食材をより多くのお客様に楽しんでいただく。
・地元の方々から親しまれ、必要とされる店になる。
・イタリア料理を気軽に楽しんでいただく。
・食を通しての地域貢献。
そうした目標が今回お手伝いさせていただいた新商品の『豆っこ』を通して達成に近づいていることが実感できました。
試食会を兼ねた商工会女性部の新年会で掛けていただいた言葉は本当に嬉しく有り難かった。
2月上旬には豆っこのラザニアと豆っこのゴルゴンゾーラクリームソース2種類が販売されます。
もちろん当店でもご提供しております。
https://hobara-mamekko.com/
今回の地域産品開発のお手伝いは大変刺激的で勉強になりました。
今後もレストラン業を通して素晴らしい伊達の食材を楽しんでいただける店づくりに努めてまいります。
生まれ育った保原町、やっぱり大好きです。